握手
二人のお父様と握手をさせていただきました。
結婚式当日のことです。
一人目のお父様は、打合せにいらしてくださった方で、
後に厳しいお言葉を頂戴しました。
担当者の変更をお願いされ、自分の至らなさに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後、
「最後まで担当してほしい。そして、結婚式をして良かった、任せて良かったと共に喜べるようにしたい」
そう新郎新婦様から仰っていただき、お父様にもお許しをいただき、
当日までお任せいただけるチャンスをもらうことが出来ました。
当日を迎え、お父様に御挨拶に伺った時
「今日はよろしくね」
そう言って握手をしてくださいました。
力強く握ってくださったその圧力を感じて、
「頼むよ」
そう言われてる気がしました。
これまで大切に育てられてきた想いが詰まっていたように感じました。
その後もしばらく、その手の感触が残ってました。
その後の披露宴での結びの挨拶を聞いて、
どれだけ新婦様のことを想っていらしたか、改めて感じました。
僕はこの日を忘れません。
二人目のお父様は、お見送りが終わった後に握手をしてくださいました。
その手は、柔らかくて、けれどしっかりと優しく握ってくださいました。
嬉しさや、喜びや、嬉しさ、安堵、感謝の気持ちが伝わってきました。
自分のプランナーとしての生き方や、これまでどうだったのかを考えさせられる。
そんな2日間でした。
これが「想い」なんだと
だから僕はやるんだと
今一度、自分を見つめ直して
お客様とその背景にいらっしゃる二人を想う大切な方々の為に真剣に向き合うことを
やりきります。