「方向性」
会社の方向性を聞かれるので記すと
ただ拡大する。
ただ継続する。
もちろん継続だけでも充分、我々レベルでは素晴らしい成果だと思いますがまだまだ先は長い。
誇り高き小ささ。
同じ質でLサイズなら
違うテイストのSサイズ2つ3つ4つになりたい。
一人一人の名前と顔で世の中に挑めるよう貢献できるになりたい。
世の中がどデカイTボーンステーキなら
サーロイン、フィレとなるよりも、
絶対に外せない塩や胡椒の領域。
けどないと美味しく食べることはできないでしょ??
規模の追求はそんなに求めません。
こんなこと言うと負け惜しみに聞こえるかもしれません。
(そこをやりたいメンバーがでてきて、手を挙げたら考えます)
いきなりですが、
人生の配分で「生涯仕事100%」はやめて下さい。
家族、友人、恋人、仲間、趣味、サークルなどとの時間は
相乗効果で人生を豊かにします。
仕事の質にも跳ね返ってきます。
やはり、ルールがないと依存する。
仕事は中毒性があり情熱的でほんとに楽しいです。
以前スプリンターのインタビューで印象的な言葉がありました。
「100m走が1番ペース配分が難しい」
長距離なら駆け引きもあるとは漫然とおもっていました、
100mという一瞬の中にどこに最大出力を出すのか?
ガス欠せずに駆け抜けるのか?
20代、30代の時に
「長期の休み=倒れた時」
だった自分に言い聞かせたい(笑)
瞬間的に100:0はあってもいい。
いやむしろあるべき。
110:0くらいに飛び抜ける瞬間もあって良い。
けど、記憶に残る人生1度のホームランの瞬間だけにすがって生きるようにはならないでほしい。
私は
10代、20代、30代、40代、特に40代は1年目のまだ初心者です。
まだ見ぬ50代、60代、その先と
今までよりも未来にワクワクしてほしい。
1度のホームランだけじゃなく、
せめて10発くらいは狙いましょう。
ホームランバッターでもアベレージヒッターでも
年間成績
1安打1打点じゃ活躍の場も回ってこなくなっちゃいますよ(笑)
創業する前の年かな?
初めて仕事抜きで親友とアメリカ西海岸をハーレーで北上する旅をしました。
その時のことはまたにして、帰ってきてから最近も含めて数年後に当時の若手の仲間たちに言われました。
「こんなに自由に生きてる人が上司であることが、凄く希望がもてたんです。」
いや、その時初めて休みだったんだけどね(笑)
けどそういうことか。
なるほどな。
仕事だけってのは滅私奉公的にスゴイとはおもわれても
自分はそうはなりたくはない。
キワモノに見えてしまうんてましょうね。
もちろんその時も熱中して充実していたのでそんなにストレスフルってわけでもなかったんです。
凄く気付かされました。
そして人生で記憶に残る旅でした。
創業期からなんでもかんでも大きなことから小さなことまで自分が首突っ込んでやってました。やりたくてやりたくて、心配で心配で。
けど、それはあんまり良くなかったコトだなって今は思います。
皆が前のめる瞬間を奪ってました。
「まだ、みんなじゃこれはできない。」
いや、それは違う。
これを成し遂げるほど、自分がエネルギーを持たせられてない。
ということだ。
経営者という役割になったのに全く仕事してないじゃないか。
改めて自分の役割とタスクから逃げてたなと思いました。
皆に任せてからの方が確実にボトムが上がったようにおもいます。
けど割と寂しい。
自分が渦の中心にいないからだ。
けど、そのことは我慢します。
なぜならば、「そこが1番面白いこと」だから。
その1番面白いところを皆が一生懸命苦労しながら超えることを、自分の一番の面白み、つまりやりがいだと認識します。
その分違うことやらないとただのサボりになっちゃうので、
土台を固めないと。
なんかのタイプテストで、
「2番手マジシャンタイプ」
と認定されたことがあります。
どんな役割にでも慣れるのが自分の特性。
と言うわけで、
やりましょう。
頑張りましょう。
やればできる。